ホームページをご覧いただきありがとうございます。甲府市を中心にお墓のお仕事をさせていただいております、多田石材店の多田です。北杜市のお寺様墓地にて、インド産M-10、アーバングレイ、中国G623の3種の石を使用したお墓が完成しましたので、ご紹介いたします。

 


北杜市お寺様墓地 新設 石塔・墓誌・塔婆立て等:インド産M-10(黒御影石)

墓誌台・芝台・納骨室・塔婆立て台等:インド産アーバングレイ  外柵:中国G623(白御影石)

 

知り合いの方からお客様をご紹介いただきました。数社の石材店に見積もりを依頼している中で、当店にもお声かけいただきました。だいたいの費用等を知りたいということで、実際の墓地を確認する前に、現地の広さや状況等で変動があることをお話したうえで、工事の工程や内容などを、過去の施工例をご覧いただきながら簡単なご説明をさせていただきました。ほかにも聞いている数社の見積もりがお店によってまちまちなので、どんな違いがあるのかよくわからず、不安に感じておられたようです。どんな工事をするのか、どんな工程を経ているのかなどを確認されると、「それなら実際の墓地を見てもらって、正式な見積もりをお願いします」と、現地を確認させていただけることになりました。

 

当店から車で1時間ほどのところにあるお寺様墓地の、こちらの広い区画を取得されていました。寸法を確認して、正確なお見積もりや設計等を作成します。

施工例をご覧いただいたりしながら、ご希望の石種やお考えのご予算などを考慮してデザイン・石種を決めていきました。結果的に3種類の石を使用してお墓を作ることになりました。

それでは、工事の様子です。

 

まずは基礎工事です。土を掘り下げて地盤を固めます。今回はより頑丈で厚みのある基礎にするため、通常よりも深く掘削しました。いつもお仕事をさせていただく甲府市に比べると北杜市はより寒い地域になるので、凍結深度(冬場の寒さによって地盤が凍る深さ)も深くなります。お客様もそのことを心配されていたので、安心していただけるような万全な工事の方法をとりました。

地盤を固めたあとコンクリートを流し込んで、養生期間を経て基礎が完成しました。X印などの刻みがあるのは、この上に外柵や灯篭などの石を設置する場所です。設置する石の底部にも同じような溝を入れていて、モルタルで接着する際にしっかりとかみ合い、モルタルが乾いてからも石が横にズレたりすることを防ぎます。

 

外柵の据え付けを始めました。石と石の接着面は、2種類のボンドを使用してしっかり固定します。

 

補強の留め金具を設置しました。ボンドで接着したうえ、コーナーの部分には縦に2つの耐震金具を設置しました。

 

納骨室の内部です。板石が前後に2枚あり、奥の板石の上にお骨壺を安置します。手前の板石は取り外しができるようになっていて、その下は土の状態のままです。将来的に必要になった場合、ご遺骨を土に還すこともできます。

 

上台まで据え付けが終わりました。上に突き出しているのはステンレス製の耐震棒です。台座の石から棹石まで貫通しているので、万一の地震などでも倒れることを防ぎます。

 

棹石の底面に開けた穴に耐震棒を差し込んで据え付けます。上台には、お施主様のご家名と、嫁がれたお姉様のご家名両方を彫刻しています。お寺様と相談されて、今後はご両家でお墓を守っていくことにされ、こちらに両家のお名前を入れました。字のパターンやデザインなどをご提案させていただく中で、蓮の花の彫刻を入れることをご提案して採用していただけました。

棹石の設置後は、灯篭や墓誌・塔婆立てなどを設置、墓地内は草が生えないようにコンクリートで草止めをして、その上に砂利を敷いて完成です。

 


完成です!

石塔・墓誌・塔婆立て等の黒い石はインド産M-10、墓誌台・芝台・納骨室・塔婆立て台座等のグレーの石はインド産アーバングレイ、外柵には中国G623という白御影石を使用しました。

お客様はご自分でもお墓や石のことを熱心に勉強されていて、当初は、お石塔などをM-10、外柵や納骨室をアーバングレイで作る方法も気に入ってくださっていました。アーバングレイは吸水率も低く、品質の安定した石です。ですがそれではご予算内に収めることが難しく、持ち帰ってじっくりと考えたり、お姉様と相談されたりした結果、納骨室とその蓋石・墓誌台・芝台・納骨室・塔婆立て台はアーバングレイで作成し、そのほかは比較的お求めやすい中国産白御影石で作成することになりました。芝台や納骨室は、通常は石塔や外柵とそろえることが多いです。今回は、石塔と同じでは色が重い感じがすることや、完成すると見えなくなるものの、ご遺骨を安置するというお墓の中で一番重要ともいえる納骨室にはいい石を使いたいというご希望を受ける形でアーバングレイを使用し、結果的に3種類の石を使用した珍しいお墓になりました。

 

お石塔や墓誌に使用したインド産M-10は、彫刻が映える濃い色合いの石がいいというご希望でお選びいただきました。文字彫刻や、上台・花立に施した花の彫刻もはっきりと見えますね。また、芝台や納骨室などをアーバングレイにしたことで、バランスをとって墓誌台や塔婆立ての台座も同じ石にしました。

 

墓前灯篭です。山梨では多いタイプです。最近は洋型のお墓も増えてきたので設置しないことも多いですが、今回はご希望で設置しました。お掃除などの際、笠の部分に当たってもけがなどしないように、安全を考えて丸面取りをしています。

 

完成後、ご納骨を迎えました。雨模様でしたので、パラソルを立ててご納骨の準備をしています。完成後、お客様からはこんなお礼状もいただきました。ありがとうございます。

父が亡くなり、お墓を建てる運びとなりました。お彼岸には間に合わせたいと思ったのですが、どうしたらよいのか?よく分からない状況でした。
そんな中、多田石材店さんを紹介してもらいました。どの様なお墓にするのか?いく度の打ち合わせでは、新設丁寧な受け答えをして頂き、お墓というものを知ることが出来ました。基礎工事から細部に至る迄、配慮している様子がよく分かりました。ご夫婦で共に真摯に取り組んでおられ、安心して任せることが出来ました。
お墓は予定通り完成し、お彼岸に間に合いました。予想以上に立派でしたが、ご夫婦の誠意も入ったものでもありました。感謝と恐縮の気持ちで一杯です。多田石材店さんにご縁があって本当に良かったです。有難うございました。

「どうしたらよいのかよく分からない状況」とおっしゃってはいますが、お墓を建てるにあたり、ご自分なりにとても勉強されていて、とても真摯に取り組んでいらっしゃいました。こちらからのご提案やご説明もじっくりと聞いてくださり、完成すると見えなくなる部分も重要ということなどもご理解くださって、とても大切に考えてくださいました。お打ち合わせを何度も重ね、ご希望に沿ったお墓に仕上がって本当によかったです。

お忙しい中ありがたいお言葉も寄せていただき、本当にありがとうございました。こちらこそご縁をいただけましたこと、心よりお礼申し上げます。

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