甲府市寺院墓地にて、G635桜御影 優しいピンク色の素敵なお墓が完成しました!
ホームページをご覧いただきありがとうございます。甲府市を中心にお墓のお仕事をさせていただいております、多田石材店の多田です。甲府市寺院墓地にて、G635桜御影 優しいピンク色の素敵なお墓が完成しました!
甲府市寺院墓地 G635桜御影
甲府のお寺様でお墓の建立をご依頼いただきました。まずはさっそく現地確認をさせていただきました。
墓地はすでにお持ちで、ブロックの外柵も作られていました。ご納骨もされていたのですが、外柵もずいぶん前に作られたもののようで、この機会にきれいにお墓を作り直したいとご希望でした。
お話を伺うと、当社のホームページの施工例をご覧になっていて、「こんなお墓を建てたい」とおっしゃっていただきました。ピンク色の石を使ったこちらの洋風のお墓です。そのほか細かなご希望を伺ってお墓作りを進めました。
工事が始まりました。まずはご遺骨の取り出しをお手伝いして、外柵等を取り外しました。地面を掘り下げて基礎工事から開始です。
砕石を入れて、縦型ランマ―で地固めをします。
さらにプレートランマーでしっかりと万全に地固めをしました。
転圧したあと、鉄筋を組みました。コンクリートの厚みにあわせて鉄筋の位置を調整して組みます。木枠の中は納骨室の下の土残しに当たる場所なので、土のままで残します。
コンクリートが固まって基礎が完成しました。「合口加工」(あいくちかこう)といって、上に石を据える箇所に刻みを付けます。石の底面にも同じような刻みを付けることで、石を設置するときに基礎と石がしっかりかみ合ってズレを防ぎます。
石の据え付けが進みました。奥が納骨室で、手前は石貼りが完了しました。外柵などの石と石が設置する角部分は、ボンドとあわせてL字金具でしっかり固定しています。納骨室の壁石には三か所に通気口を設けています。
納骨室です。奥の棚板のように手前にも板石を置き、その上にお骨壺を安置します。手前の石は取り外せるようになっていて、将来納骨室がいっぱいになったらここから土に還すことができます。納骨室の両脇は砂利を敷いて仕上げますが、コンクリートで草止めをしました。右側のように砕石を入れてから、左側のようにコンクリートを打ちます。
石塔を設置しました。耐震施工で据え付けを進めます。台座に空いている穴は花筒を差し込む穴です。
左奥に塔婆立てを設置しました。甲府でよく見られる、お塔婆を重ねて立てる1本型の塔婆立です。
右横にお地蔵様を安置して、砂利を敷き詰めたら完成です。お墓、外柵ともに、G635桜御影という淡いピンク色の御影石を使用しました。
シンプルですが大きく丸みを付けたデザインで、石の色合いのような優しい印象のお墓です。正面はご家名で、左側面は建立年月と建立者の方のお名前を彫刻しました。納骨室の扉には、家紋とテッセンの花を彫刻しています。こちらも施工例をご覧になって気に入っていただきました。砂利石は色々サンプルを見ていただいて、赤系の明るい色合いのものを3種類ほど混ぜて使用しています。
お地蔵様は、実はもともとのお墓の芝台で作りました。ご両親様が作られたお墓なので何か残したいとご希望があり、お話ししている中で展示しているお地蔵様を気に入っていただき、もとの芝台を加工して製作しました。こちらは彫刻専門の方に製作してもらいました。台座もお地蔵様もどちらも以前のお墓の石で作られています。赤ちゃんをだっこしているとてもかわいらしいお地蔵様です^^
お墓手前はすべり止め加工をしています。白っぽい部分がすべり止めをしている箇所で、濡れても滑りにくくなっています。全面的にすべり止め加工をしたので、安全性が高くなりました。
お墓が完成し、ご納骨も無事に終えられました。無事ご納骨ができたことに安心され、喜んでいただくことができました。ご両親様が作られたお墓の石を処分するのは忍びないので「何かの形で残したい」というご希望から製作したお地蔵様にも、とても喜んでくださっていました。このたびはお墓の建立にあたり、当社にご相談いただきありがとうございました。素敵なお墓が完成し、ご両親様が作られたお墓の一部も残すことができ、私どももとても嬉しく思っております。末永くお参りいただければ幸いです。
今回のお客様は建立にあたり、事前に当社のホームページで施工例等をご覧くださっていました。お墓だけでなくお花のデザインなども、施工例から「こんな風にしたい」と具体的におっしゃっていただき、それを形にしてご提案する形でお墓作りを進めました。近年はネットで色々な情報収集ができるようになったこともあり、事前に具体的なお墓のご希望をいただくこともあります。ご希望を伺って、こちらからもご希望を叶えられるようご提案したり、作りながら変更したりしてご一緒に取り組み、理想のお墓になるようお手伝いをさせていただきます。「こんなお墓を建てたい!」といったご希望がございましたら、遠慮なくご相談ください。